縁起が良いというイメージがありますが、なぜ置かれているのかよくわかっていないというお客様の声もあるでしょう。
今回は事務所を借りたい方へ向けて、神棚を設置する目的と設置すべき場所やお供え物の種類などついて解説します。
事務所に神棚が祀られている目的とは
神棚とはご自宅や店舗、会社などで日本から発祥された宗教の1つである神道の神を祀るための小さいお宮です。
神道を信仰している会社の経営者によって置かれている場合も少なくありません。
キリスト教やイスラム教などは1人の神様を信仰している一神教ですが、日本の神道は他の宗教と異なり、自然界にいるさまざまな神様を信奉しているのが特徴でしょう。
したがって神道に対する深い信仰心がない方でも、家族や社員の健康を守るため、商売繁盛を祈るために祀られている会社も多いでしょう。
神棚が必要なのかどうかは会社の意志ですから、置かれていない事務所もあります。
日本では年始や厄払いで節目ごとに神社へお参りに行く習慣がありますので、神社でお札や縁起物をもらう習慣がある会社は、お札を祀るための場所として必要かもしれません。
ところで手入れの仕方がわからないとの問い合わせがありますが、通常は清潔な白い布で埃を取り、半期に1度は水拭きで掃除すると綺麗な状態が維持されるでしょう。
事務所にある神棚の種類や設置方法とは
神棚には、一社造りと三社造りと2種類に分けられ、三社造りの神棚を置く会社がほとんどでしょう。
三社造りとは3つの扉があり、天照大神、氏神、崇拝している神社の神様をお祀りできるスペースがあるのが特徴でしょう。
一社造りは扉が1つで、コンパクトなサイズで設置が容易です。
神様がお客様の会社を守るためのエネルギーの源としてお供え物が大切で、1つまみできるほどの米と塩、水、榊が一般的です。
榊は神道のお祓いに使用されており、神が宿る木として2対飾りますが、お住まいの地域によっては杉やモミの木で代用する場合もあります。
榊立てに水と榊を入れ、葉が枯れてしまわないように、毎日水を変えるようにします。
太陽が差し込む北側南向きか西側東向きの明るい所かつ棚の下に人が通らないような場所で、目線より高いところに祀りましょう。
お参りの方法は神社への参拝と同じく2拝2拍手1拝で、45度の角度でお辞儀し、90度の深い礼を2回おこない、右手を少し下へずらして2回拍手しましょう。
願い事を祈願し、深い礼をした後に45度の角度でお辞儀して終わりとなります。
棚の処分の仕方ですが、正月に各地でおこなわれるどんど焼きでの焚き上げが一般的で、神社にて神主から神あげと呼ばれる焚き上げをして処分する方法もあります。
まとめ
日本の宗教の1つである神道を信仰する以外に、社員の健康祈願や商売繁盛の目的で、事務所内に神棚が設置されているところも多いでしょう。
賃貸物件で事務所をお探しの方は、今回の記事も参考にしてみてください。
ちなみに弊社は二宮神社が氏神様です。事務所内にもお祀りしていますが、毎月1日には必ず神社にお参りしています。
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