不動産を購入する際、住み心地やリフォームのしやすさに影響を与える階高は重要なポイントです。
しかし、階高と天井高の違いがよくわからない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、不動産購入における階高とは何か、その重要性と天井高との関係について解説します。
不動産購入における階高の重要性とは?
階高とは、下階の床面から上階の床面までの高さを指し、建物の1階分の高さを指します。
床のコンクリートの厚さや、床や天井の仕上げの厚さなどが含まれるため、見た目では判断できません。
そのため、階高を確認するには、設計図を参照する必要があります。
階高は設計時に決まり、後から変更できないので、建物の完成後に階高を変更したいときは物件を建て替えるしかありません。
また、階高はリフォームのしやすさや住み心地に大きく影響を与えるため、非常に重要です。
階高に余裕がある物件は天井が高く、開放感のある室内になり、床のコンクリートも厚くなるため遮音性が高いと言えます。
また床下空間を確保することで配管の移動可能な範囲が広がり、リフォームもしやすいです。
階高は3,000mm以上あることが理想ですが、そのような物件はあまり多くないため、最低でも2,850mmある物件を探しましょう。
不動産購入における階高と天井高の関係性とは?
天井高は、室内の床の上の面から天井の下の面までの高さを指します。
階高と天井高の決定的な違いは、後から変更できるかどうかです。
階高は一度決めたら変更できないのに対して、天井高は天井や室内の床の仕上げ方法によって決まるため、リフォームによって一定の範囲で変えることが可能です。
また、近年ではコストを抑えつつ販売戸数を増やすため、階高を圧縮しながら天井高を確保する物件が増えています。
具体的には「二重床」かつ「直天井」とするやり方が多く、これは床が二重になっているものの、天井は上の階の床コンクリートに直接クロスが貼られているという状態です。
電気の配線を通すための配管や照明器具を取り付けるための装置は、上の階の床コンクリートに直接打ち込まれるので、後から照明器具の位置を移動させることが難しくなります。
まとめ
不動産購入において、階高は住み心地やリフォームに影響を与えるため非常に重要です。
階高は一度決めたら変更できないのに対して、天井高は一定の範囲で変更できます。
また近年の物件は二重床かつ直天井として階高を圧縮する物件も増えているため、注意が必要です。
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